あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

志村けんさんを偲ぶ

ぼくらのアイドル「志村けん

 2020年5月1日、NHK連続テレビ小説『エール』を観ていた。最後の数分、小山田耕三役で、志村けんさんが登場した。違和感しかなかった。 

 というのも、私が小学生の時、1980年代に『8時だョ!全員集合』で大活躍していた。死んだなんていまだに信じられない。小学生はみな、だれもが「志村」とか「志村けん」と呼んでいた。当時、ドラマに出るなんて思ってもいなかったからだ。

ぼくらは「8時だよ全員集合」で育った

 午後20時になると決まって家族で『全員集合』を観ていた。そのころのドリフターズは、いかりや長介加藤茶・仲元工事・高木ブーそして志村けんが毎回コント劇でドタバタ、笑いを取ったり、歌手が歌披露したり、一緒にコントに参加するなどしていた。好きだったのは童謡の替え歌(・・・カラスの勝手でしょーなど)や、ひげダンス(音楽に合わせながら、果物を高く放り投げ、フェンシングの剣のようなものにさしていく)、仲元工事が体操をしたり、コント劇では志村がカメラの方を向いていると、背後で幽霊がでてきて、振り返るといないその時に観客の子供たちが、志村に向かって「うしろ!うしろ!」というのは有名。

バカ殿様

 白塗りで笑いを取るのは今だと、くっきーが有名だが「バカ殿」は白塗りで笑いを取る先駆けだったのではないか。桑マンと城内で談笑していてバカ殿を馬鹿にすると、尺八の音色が流れ、刀を取って桑マンに切りかかるという、志村の表情のギャップが面白かった。

あいーん

 Wikipediaによると「あいーん」は後付けで、あごとひじを出して「怒っちゃやーよ」というのが先らしい。そういわれると志村がいかりやに対して、そのポーズとセリフを言っていた。

変なおじさん

 『志村けんのだいじょうぶだぁ』では、「この人だれ」と問い詰められた志村が「そうです。わたしが変なおじさんです、あっ変なおじさん♪変なおじさんっ♪」と歌い出すのが印象的だった。そして、「だっふんだぁ」でしめる。

志村けんよ永遠に

 いつだったか、志村けん死亡のニュースが流れたことがあった。騒ぎになったが、そのころは志村けんもあまりテレビで活躍していなかったことが関係していると思う。『志村どうぶつ園』とかNHKでコント番組を放送したり、ここ数年でまたブレイクしていたのに、本当に残念。大人になって観なくなった志村けんの番組をユーチューブでもう一度観よう。『エール』での「らしくない」志村けんの渾身の演技を目に焼き付けよう。ありがとう、志村けんさん。