あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

15歳拳銃自殺について

15歳の拳銃自殺からわかること

若い人の自殺件数は増えている

令和元年の日本の自殺者数は、2万人以上。そのうち若い人10歳から19歳までの自殺者数は他の年代にくらべて増えている。

拳銃の入手ルート

銃規制の厳しい日本で入手は困難ではと思われているが、これだけネットが発達している時代なのだから、入手は簡単。ニュースによれば、闇サイトからの入手ではないかと言われている。ただ購入するとなると拳銃の値段は20万から50万と言われている。

自殺の背景に潜むもの

自殺は複雑な問題が絡み合っている。実行するかどうかの問題だ。「死にたい」「死ぬ」とか口に出すことは日常生活でもでもよくある。また、殺人を犯す人の中でも「死にたかった」という自分が死にたいのに、他人を殺害してしまうことも聞かれる。自殺の場合、学生であれば「いじめ」、「虐待」が原因になったりする。しかしながら、ひとそれぞれで、家庭問題、経済問題、健康問題なども考えられる。この高校生は、通信制の学校に通っていたこと、父親が他界していたこと、体調不良だったことなどやはり、自殺の引き金になるものが複数考えられる。

日本の未来

 ここ最近、仕事で関東を電車やバスで移動して感じることは(地方は特に)若い人がいない(すくない)。中年、高齢者のかたをよくみかける。移動している時間帯がそうなのかもしれないが、わたしが学生時代の20数年前に比べたら特にそう感じられる。超高齢化社会の日本だからあたりまえのはなしだが。

 若い人が希望のもてる社会にしたい。大人が若い人の意見に耳を傾け、若い人材が活躍できる社会がのぞましい。若いから失敗する。失敗を許せる社会。現代はちょっと失言があったり、不適切な行動があると、これだもかというように攻撃される。いきすぎた正義感。まさに自粛警察。自分に置き換えてほしい。はじめからうまくいったのかと。これからの日本をつくるのはいつの時代でも若い力。若い人の自殺が多い国なんて、日本ぐらいなのでは。もちろん生きていて幸せな時間ばかりではではない。つらいこと、かなしいこと、やってられないこと様々な経験をする。家族と一緒にいてもある。それだってどこか希望をみつけて「いまにみていろ」的な生き方ができれば、いのちを絶つことを実行することなんてない。

 ほんとうに今回の自殺は「拳銃を使用したこと」に目が向けられやすいが、あるひとりの若い学生がたったひとつの命を絶ったことが問題なのだ。これをやすやすと報道だけで「悲しいね」「かわいそう」だけで済ませてはならない。ひとりの問題は日本の問題として考えるべきだし議論すべき問題である。