きのう「TOKIOの長瀬智也がジャニーズ事務所退所」という報道があった。
TOKIOといえば、わたしとおなじ40代。勝手ながら、いっしょに人生を歩んできた同志という存在だ。こういう結果になったことも同世代だから納得するし。他のメンバー城島茂、松岡昌宏、国分太一のコメントがTOKIOらしい。ジャニーズの中でも昭和くささがあり、カラオケでも歌いやすい曲があり、バンドスタイル。その中でもボーカルの長瀬くんは年齢も若く、若いファンを牽引してきた。
長瀬くんは音楽が好きで詳しい。FM局でラジオ番組を持っていて、音楽について熱く語っていたことを覚えている。また、カスタムバイクを乗っている印象がある。俳優としても活躍し、円熟味が増すこれからというときに退所するのは残念だ。しかしながら、ずっとやりたいことを我慢して今まで活動してきたのだから、40代になって今しかないと決断することになったし、メンバーも気持ちよく送り出した。
いままでも沢山の芸能人が引退や卒業をしている。グループの寿命よりも個人の寿命が長くなり、若いころの活動をずっと続けていくことは不可能である。色を変え、形を変え、時代や社会に適応していかなければ会社も芸能界も生き残れない。個人もしかり。ひとりひとりが自分に何ができるのか、ひとまかせで人生を歩むのは時代遅れ。TOKIOの代表曲『宙船』の歌詞ではないけれど「お前のオールを任せるな」である。こんごの長瀬くんの活躍を期待する。