あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

いい服みーつけた

先日、このブログでメンズの着るものが嫌いと書いた。高校生の頃、テレビドラマで演者が着ているような服が欲しかった。とにかく毎日が部活三昧で、家と学校の往復しかない毎日。たまたま部活が休みになった日曜日、同じ部活の友人から洋服を買いに行くから一緒に行こうと誘われた。服に全く興味がなかった私は断ろうとしたが、なんとなく面白いかもと思い付いていくことにした。今では街一番の古着屋になった店。当時は倉庫を改装した古着屋だったが、古着、フィギュア、時計、アクセサリー、スニーカーとにかく雑多な雰囲気が居心地良く、それから休みになると足繁く通うようになった。そこからファッションが好きになり、洋服を買うお金がなかったので、メンズノンノやファインボーイズ、ポパイ、ホットドッグ・プレスなどファッション雑誌を買って、好きな洋服の写真を見ては、自分がその洋服を着て街なかを歩く想像をするのであった。僕の青春時代は90年代。音楽、ファッション、カルチャーがとにかく盛んだった。音楽ではCDが100万枚以上売れた月が何回もあり、週刊少年ジャンプも最も売れた。テレビでは『浅草橋ヤング洋品店』という番組を好んで観ていた。高校生のダンスバトルなんかもこの頃流行っていた。トレンディドラマもよく観ていた。さて、昔話に花が咲いてしまったので、話を戻す。ファッションが好きだ。自己表現、自己満足、自己顕示欲なんでもいい、とにかく着飾る。偽りの自分。変身願望ともいえる。心の内側に抱えている何かを表に出したかったのだろう。しかしながらファッションセンスは無かった。というか着たい服が高すぎて(貧乏すぎて)、ほとんど古着を買っていた。しかも買えるのは月に一回、高校生で部活に青春を捧げていたので、5000円まで。もちろんザラやGUというファストファッションが無かった時代。ちなみにユニクロはこの後登場するが、安い服を着るのが恥ずかしかったので、ユニクロのタグを切って着るという人もいた。東京に出てきて学生になってアルバイトをして、お金をためて思う存分洋服とCDを買った。大学4年間で100枚以上になった。引っ越すときにほとんど売ってしまったのだが、4万円くらいになって助かったのを覚えている。洋服はブランド物は買わ(え)なかったが、高校生の時分に憧れだった渋谷、原宿はもちろん、代官山、青山のショップで服を買った。相変わらずファッションセンスは無かったが。エアマックス95のブルーは持っていたよ。アラフィフになった今年はスカートにもチャレンジする予定。日本人はもともと着物を着ていたのだからスカートだからといって臆することはないと個人的には思う。もう2022年で今年もあと3ヶ月無いのだよ。着たいものを着ようではないか。他人がとやかく言うものでもない。今では当たり前のダメージジーンズだって、30年前ならファッションとしてあり得なかったのだから。567の収束がみえつつある今、2000年代のファッションが脚光を浴びているようだ。暗いニュースもあるけれど、性別や年齢に関係なくファッションを楽しもうではないか。私は生きてる限り楽しむよ。