あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

北欧デザインの魅力

北欧のイメージと言ったら、ムーミンが一番はじめに出てくる私。原色ではない、アースカラーといったらいいのか、くすんだでもきれいな色使いが印象的。北欧デザインというと、無駄が無く、でもひと目で北欧のモノと言わしめる。日本人も好きなデザインではなかろうか。それを世界的に広めたのはIKEAだろう。ショッピングバッグにもそのこだわりが見える。

では、北欧デザインはどうやって生まれるのか、自分なりに考えてみた。というのも、以前、日本の道路交通標識や道路標示のデザインに興味があって、調べたことがある(以下、標識と標示という)。標識や標示は世界的に見ると、アメリカ方式とヨーロッパ方式と二分される。簡単に説明すると、アメリカ方式は四角い形の中に英語の文章で書いてあるものを基本とする。これは英語圏なので、国民に伝わりやすいというメリットがあるからだ。英語を読めない人には全く伝わらない。ヨーロッパ方式は文章よりも、形に意味を込めている。例えば日本における一時停止や徐行の「逆三角形」には「(あなたが)道を譲りなさい」の意味がある。ではなぜ、形に意味を込めたのか自分なりに考えてみたが、ヨーロッパは国境を越えればすぐ外国であること。外国人に説明するならば、あるものや事柄に対して外国語をいくつも記載しなければならないこと。そういう手間を省くために形に意味を込めて、初めてきた外国人にも伝わるようにしたのではないか。ちなみに日本の標識はヨーロッパ方式である。ドイツのワイマール憲法にならってのことらしい。運転免許を持っていらっしゃる方なら、おなじみの前方横断歩道ありの道路標示や警戒標識の形はひし形である。このひし形のかたちにはそもそも「注意」の意味がある。付け加えるのならば、黄色と黒のカラーリングは国際規格で、危険な場所や一帯を示している。