あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

犬とわたし。

5年前に犬を初めて飼った。娘の好きなコーギーを飼った。ブリーダーから11万円で購入した。犬を飼うにはお金がかかる。人間と同じで養育費や医療費のように毎月、何かしらで家計に負担を掛ける。お金だけではない。時間も消費する。毎日の散歩は欠かせないからだ。私の場合、毎朝5時起きでそこから30分以上、帰ってきて夜中にまた30分以上散歩をした。それを毎日雨だろうが雪だろうが関係ない。最初は飼うのにとても苦戦した。何か本を読めばよかったのだが、たかをくくって読まなかった。しつけについては褒めることが効果的と聞いていたので、外で散歩中、用を足したときやウチでトイレにきちんとおしっこができたときには褒めた。その甲斐あってトイレはしっかりしつけできていたと思う。ただ仕事で疲れ過ぎて散歩に行かない日が続いたときに、ある朝犬のケージを見たら、うんこまみれの犬。自分のうんこをたべる始末。あとでストレスによるものと知るのであるが。そうとは知らず、叱ってしまいました(これも後から知るのですが、現行犯を叱ってあげないとまったく効果がないそうです、むしろ逆効果。)コーギーはとても頭が良いです。散歩もリード無しで行けます(この行為は犬を飼う者としてやってはいけない行為)。家の中で飼っていたのですが、足が短いので階段は上がれません。とても賢いので、大好きでした。しかし不幸はある日突然やって来ます。娘が散歩中に首輪が緩かったのでしょう。リードを引いたときに頭が抜けて道路の反対側に走ったその時、自動車に思いっきり轢かれてしまったのでした。私は直接見ていません。帰ってきたときには冷たくなって横になっていました。翌日、清掃会社に連絡して亡骸を燃やしてもらいました。わずか1年の命でした。とても悲しく家族全員の気持ちが沈んだまま回復しませんでした。私が長時間労働でなかなかこまめに散歩に行ってあげられなかったことが犬のストレスを増大させ、解き放たれたように道路に飛び出したのだと思います。きちんと散歩に行けたときは飛び出すなんてことはありませんでした。これも後から知るのですが、犬は1日散歩に行けないということは、人間だとすると5〜7日の間、散歩ができないことと同じらしいです。ストレスが貯まるのも納得です。家族が悲しみのなか、私は決断をします。それはまた犬を飼う、ということでした。初代が逝ってから6ヶ月経過した頃でした。子どもたちが小さかったこともあり、犬の悲しみは犬で癒やすのが一番と考えた挙げ句の決断です。流石に今度もコーギーだと先代に失礼なので、2代目は柴犬にしました。末っ子が決めました。子犬の柴犬はとても可愛いです。コーギーと比べて足が長いです。(コーギが短いだけです。元々、コーギーは牧羊犬として品種改良されたので、足が短く尻尾は牛にふまれないように生まれてすぐにカットされます。なので、カットしてほしくない場合は産まれてすぐにブリーダーに連絡が必要でした。)2代目は柴犬専門のブリーダーから4万円で購入しました。我が家に来てすぐにご飯を食べなくなり、やせ細って死にそうになりました。病院に行って薬をもらいなんとか生きましたが、基本病弱な子でした。それでも、元気があり散歩が好きで、言うことを聞かないやんちゃな子でした。それでも褒めて芸を教えるとお手やおかわり以外にも、お回りやしんだふり、またくぐりなどを覚えてくれました。今度は犬について勉強しました。ただ病弱なのは相変わらずで、下痢や嘔吐もしょっちゅうで廊下に何度もしました。それでも2代目が家族全員好きだったので、苦ではありませんでした。今はまだ別れがつらいので犬を飼う気にはなりませんが、やっぱりあの愛くるしさは忘れられないので、傷が癒えたら飼いたいですね。