あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

息子からのSOS

息子がいる。彼は小学生の頃から、言われなくても勉強するタイプで遠く離れた関西で大学生をしている。そんな彼からのSOS。こうやって、ブログのネタにしているのはつい、先ほど息子と連絡がついて少し安心したからだ。事の顛末をここに記す。夕方、妻からのLINE。息子とのLINEのやり取りをスクリーンショット(「大学辛い。友達も居ないし、勉強大変だし、しばらく休んでみてもいい?」という内容のやりとり)が送られてきて、私に妻が息子、鬱かな?って内容だった。返事のLINEを次のように送る。「たぶんそうだね。頑張りすぎだと思う。」私も病院で診断されたわけではないので、うつ病とは書けないが、10年くらい鬱に悩まされたからだ。父親と弟も鬱に悩まされている。どうやら私の家系は代々鬱を引き継いでいるらしい。妻とのLINEのあと、早速息子に連絡を取ってみる。着信音のあと電源を切っているか、電波の届かないところにいるか……のアナウンス。15分後、30分後、1時間後に電話をする。電話はずっと先ほどのアナウンスしか流れない。電話がダメなら、LINE未読のまま。ライン電話もずっと出ない。仕事帰りだったので、連絡の取れないまま家に到着。風呂に入っている間も連絡をするが、電話に出ない。妻に連絡がきているのではと思い、妻に電話をするも私と同じで連絡はきていない。不安が募る。妻はあまり心配していないようで、私に、「何度も連絡するな、息子が余計気にするから」と言う。人それぞれ考えがあるが、私はとても心配性なので、普通の状態で今までの彼なら、電話を取ること、過去のやり取りでもきちんと既読がつくこと、から何らかのリアクションがあるはずだと妻に言った。ふたりの頭に考えたくない言葉が浮かんだが、「うちの子に限って」という気持ちと、「まさかそんな事あるはずがない」の気持ちでお互い、言葉にはしなかったが喉元までその言葉は来ていた。とりあえず、週末に息子のところに行くことを決意。週末に予約をしていた用事をすべてキャンセルするため、関係各所に急用で行けないとの連絡をする。

午後10時36分。電子音。息子からのLINE「ごめん。バイトしてた」私は、LINEで「今、電話してもいい?」と送ると。「うん」と返事。このときほど、返事が嬉しかったことはない。実は6月に息子に会って、食事をしてお笑いライブを観に行っている。夏休みにも会って話をしている。その時は落語サークルに入ったことなど、キャンパスライフを話してくれていた。そんな彼に一体何があったのだろう。やはりコロナの影響なのか、孤独の時間が彼を変えてしまったのかもしれない。私の経験した大学生活と今の大学そのそれとはまるで違うだろう。部活したり、カラオケ行ったり、恋愛したり、馬鹿話したり、オールしたり、勉強以外で学ぶことが圧倒的に多かった。私個人の意見だが。しかしながら、私も、卒業間近になって大学に行かなくてもいい時間が増え、就職活動が本格化して友達とも会えず、ひたすら自分と向き合う時間が増えて、「なんのために生きるのか」と自問自答を繰り返しているうちに、1週間くらい部屋から出ない時があった。その時は食欲が出ない、とにかく無気力、眠いという状態が続いたのだ。1週間経過してなぜか、好きな洋服を買いに行こうと思いたち、出掛けたことがその短い引きこもりの脱出要因だった。今でも理由はわからないが、十分に休めたこと、好きなことや外に出ることが良かったのかもしれない。

さて、息子と話したが、声の調子は普段と変わらなかった。暗い感じもしないし、はっきりと話す、声量もある。安心した。週末会いにいってもいいかと訊いたら、来てもいいよというので、一緒に食事をして、またお笑いを見に行こうと思う。とにかく彼には休養が必要だ。話を聞いてあげる必要がある。昔だったら、親バカと言われるかもしれないが、子供のSOSを見逃して後悔をしたくはない。何年後かに笑い話になってくれればそれでいい。週末彼と話して、しんどいようだったら、大学のメンタルヘルスに行くことを勧める。嫌そうならしばらく実家に帰って休養。とにかく彼と話して今後を考えていきたい。とにかく後悔先に立たず。未来のために。親は頑張るしか無いのだ。