あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

教えるということ1日目

2023.02.09(木)は仕事を頂いている社長さんから、新規のドライバーの研修指導を頼まれた。

 長男ということで子供の頃から弟や妹の面倒を見てきたことから、気づいたときには教師を目指し、教師にはなれなかったがお客さん相手に教える仕事に就いた。このブログを読んでいる読者さんは「教える」ことにどういう考えをお持ちだろうか。私は一つの正解(おそらく不正解)がある。それは、「教えることは教わる」ということだ。禅問答のようで、なんかスンマセン。でも、実際のところ教えているつもりが、いつの間にかこちらが教わっていることにハッと気付かされるのだ。人前で授業をしていると客がつまらなそうに聞いている。家に帰って何がそうさせたのか落ち込み反省する。本を買って読んだり、人気講師などの話術を真似る。そうして日々アップロードし、お客様アンケートに高評価をいただくようになった。でもそれを良しとして指導しているとまた客が居眠りを始める。また落ち込んで勉強しそれを披露し評価される。毎日予断を許さないのだ。

 その仕事を辞めてから数年ぶりに人に教えることになった。毎朝カーラジオで聴く番組とツイートを我慢し、新規のドライバーさん(以下、Sさんとする)に付きっきりで指導する。運転の指導。私よりも4歳年上。幸い、明るく家族思いで前向きな考えの方。教えがいのある人でよかった。今日は私の隣に乗ってもらい仕事内容と運転をとにかく観てもらい、時々手伝ってもらうことに専念してもらった。荷縛りをするときにロープワークがある。代表的なものに「南京(なんきん)結び」というものがある。これさえ知っておけば事足りるのだが、しっかりと固定できるにはちょっとしたコツがいる。Sさんはぜひ身につけたいということでYou Tubeで予習してきたと言うのでやってみてもらったところ全然できない。私も初めはできなかったので、経験から体得したやり方で教えたところ、とても喜んでいただいた。運転の方はやはり悪癖が身についていて教えるのに厄介であった。どこの教習所で教わったのかと文句を言いたくなったのだが、教習所に罪はない。いつの間にか間違った方法、やり方が身についてしまったのだろう。まして私よりも年上の方たちは高速教習というものが無かった時代。しかしながら車の構造や知識は今の方たちよりも上である。とはいえ、お客様の品物や商品を運ぶので命を乗せていると同等の気持ちで運転をしなくてはならない。人の数だけある運転スタイルや走り方の中で無事に届けるのは本当に至難の業である。言い換えればプロドライバーの腕の見せ所だ。私はADHDの疑いがあるので、自分の言いたいことがうまく伝えられない。Sさんにうまく伝わったかは私には分かりかねるが、私自身は彼に声をかけるタイミングや言い方、表情などに気をつけて指導したが、私もこの仕事を始めたころを思い出し懐かしくなった。やはり、彼に教えてもらったな、と今朝聴けなかったラジオ番組をタイムフリーで聴きながらこの日記を書いている。


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