あにろっくのブログ

誰かの明日への生きる力になれたらと思います。いやまじめか!

『笑いのカイブツ』を観てきた。※ネタバレを含む

 2024年1月6日、「笑いのカイブツ」を観てきた。原作はツチヤタカユキさんの『笑いのカイブツ』(文春文庫)である。

 鑑賞直後の感想は、もう少し観たかった、である。

 ツチヤタカユキ役を岡山天音さん、ミカコ役を松本穂香さん、母親役を片岡礼子さん、ピンク役を菅田将暉さん、「ベーコンズ」西寺を仲野太賀さんら俳優の演技力が際立っている映画。個人的には、シャンプーハットのてつじさんにニヤついてしまったのと、「ベーコンズ」水木役の板橋駿谷がオードリーの春日に似ていてクスりと笑えた。また、漫才指導がM−1グランプリ2023で優勝したコンビ、「令和ロマン」だったことに少し驚いた。

 伝説のハガキ職人と呼ばれたツチヤタカユキさんは88年生まれで現在35歳。私の年齢よりもひと回り年下なので、名前は目にしたことがあったぐらい。また、「ケータイ大喜利」という番組も知ってはいたが、観ていなかった。ちなみに、前情報で「ベーコンズ」は、「オードリー」ということを知っていたので、すんなり内容を受け入れられた。知らなかったら、途中で飽きが来たかもしれない。

 ツチヤは笑いに魅せられ、ストイックに笑いを追うが、逆に笑いに追われてしまう。純度の高い(オーガニックな)笑いは刺激が強すぎるのだ。周囲の人間から疎まれてしまう。

 私も我慢しながら会社勤めをして、心を壊してしまった人間なので、「人間関係不得意」は共感です。しかしながら、人間関係によって助けられることもある矛盾は否めない。


www.youtube.com